やさしい窓口障害のある子どもが利用できる制度・手当ガイド
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障害のある子の進学ガイド

小学校・中学校・高校、それぞれの段階で選べる進学先をまとめました。 障害の種類や程度、お子さんの特性によって合う環境は異なります。 まずは全体像を把握し、詳細は各ページで確認してください。

小学校入学

義務教育。4つの選択肢があり、就学相談を経て決定します。途中での転学も可能です。

通常学級
集団生活にある程度適応できる子
1クラス: 35人

地域の学校で同世代の子と学べる。合理的配慮の提供を受けられる

通級指導教室
通常学級に在籍しつつ、一部の指導が必要な子
1クラス: 個別〜数人

週1〜2時間の個別指導。通常学級の籍のまま専門的な支援を受けられる

特別支援学級
少人数での指導が適している子
1クラス: 上限8人(平均3人)

個別のペースで学習。通常学級との交流もあり。同じ学校内に設置

特別支援学校
障害の程度が比較的重い子
1クラス: 上限6人(平均3人)

最も手厚い教員配置。専門スタッフ・設備が充実。スクールバスあり

小学校の選択肢・就学相談の流れを詳しく見る →

中学校進学

義務教育。選択肢は小学校と同じ4つ。小学校から同じ学びの場に進む子が多いですが、見直しの機会でもあります。

通常学級
集団での学習に適応できる子
1クラス: 35人(2026年度〜段階移行中)

教科担任制で専門的な授業。高校受験に向けた学力がつく

通級指導教室
通常学級に在籍し、一部の指導が必要な子
1クラス: 個別〜数人

小学校からの継続が多い。中学校での設置は拡大中

特別支援学級
少人数での指導が必要な子
1クラス: 上限8人

小学校の支援学級からの進学が多い。内申点・高校受験との関係に注意

特別支援学校(中学部)
障害の程度が比較的重い子
1クラス: 上限6人

高等部への内部進学が可能。職業教育の準備が始まる

中学校の選択肢・高校受験との関係を詳しく見る →

高校進学

義務教育ではないため、入試があります。選択肢が広がる一方、情報収集が重要になります。

全日制高校(公立・私立)
学力試験に対応できる子

入試での合理的配慮あり。私立は学校ごとに受入れ方針が異なる

通信制高校
自分のペースで学びたい子

登校日数が少ない。発達障害の生徒の利用が増加中

定時制高校
昼間の通学が難しい子・多様な背景を持つ子

少人数で面倒見がよい学校が多い

サポート校
通信制高校だけでは学習が難しい子

通信制高校と連携し、登校支援・学習支援を行う

特別支援学校(高等部)
就労に向けた訓練を重視する子

卒業後の就労支援が充実。職業学科は入試あり・就職率が高い

高校の選択肢・入試の配慮制度を詳しく見る →

就学相談の流れ(小学校入学時)

小学校入学の1年前から、市区町村の教育委員会で就学相談が行われます。 保護者の意向は最大限尊重されますが、早めの情報収集・見学が重要です。

年長の4〜5月
就学相談の受付開始(市区町村の教育委員会に申込み)
6〜9月
面談、発達検査(WISC-V、田中ビネー等)、行動観察
9〜10月
学校見学・体験入学
10〜11月
就学支援委員会で審議・判定
11〜12月
保護者への結果通知、最終面談
翌年1月末
就学通知書の送付(就学先の正式決定)

途中で変えることもできます

通常学級から特別支援学級へ、特別支援学級から通常学級へなど、子どもの状態や成長に応じて学びの場を変更することは制度上可能です。 年度替わりが一般的ですが、年度途中の転学に対応する自治体もあります。 在籍校の担任や特別支援教育コーディネーター、教育委員会に相談してください。