重度心身障がい者医療給付事業
身体手帳1-2級、3級(内部障害)、療育手帳A、精神手帳1級の方の医療費自己負担が軽減されます。令和6年8月から精神1級の入院も対象。
金額・負担額
課税世帯: 1割負担(通院上限 月18,000円、入院上限 月57,600円) / 非課税世帯・3歳未満: 初診時一部負担のみ(医科580円・歯科510円)
- 対象
- 北海道在住。身体手帳1-2級、3級(内部障害)、療育手帳A、精神手帳1級。所得制限あり。
- 申請先
- 市町村の福祉担当窓口(札幌市は各区役所保健福祉課福祉助成係)
- 必要書類
- 障害者手帳、健康保険証、住民税課税証明書
- 注意事項
- 令和6年8月から精神1級の入院も対象に追加。札幌市は令和7年4月から高校生世代の自己負担を初診時一部負担のみに軽減。
あなたは対象?
お子さんの状況に該当する項目をご確認ください。
- 対象
北海道在住で身体手帳1-2級、身体3級内部障害、療育A、精神1級のいずれかを所持
所得制限あり。受給者証提示で現物給付
- 対象外
身体手帳3〜6級(内部障害以外)、療育B、精神2-3級
この制度は対象外。子ども医療費助成等の他制度を検討
- 対象外
65歳以上で新規に対象手帳を取得
65歳以上での新規手帳取得は対象外(道の制度上の制約)
この制度をくわしく
この制度とは
北海道に住む重度の障害のあるお子さん・ご本人の医療費自己負担を軽減する、北海道の独自制度です。正式名称は「重度心身障がい者医療給付事業」。全国共通の健康保険や国の医療費助成では3割または2割の自己負担があるところを、この制度で世帯所得に応じて1割または初診時一部負担金のみまで引き下げます。
北海道が制度の枠組みを定め、市町村が実施主体として運営しています(道が費用の1/2を補助)。そのため、市町村によって独自の上乗せ制度がある点に注意してください。
国の医療費助成との違い
| 項目 | 重度心身障がい者医療給付(このページ) | 自立支援医療(育成医療等) |
|---|---|---|
| 対象 | 道内在住の重度障害者 | 全国・特定の治療 |
| 範囲 | 保険診療全般(通院・入院・調剤) | 指定治療のみ |
| 期間 | 継続的 | 原則3か月〜1年 |
| 手帳要件 | 身体1-2級・3級内部障害・療育A・精神1級 | 医師の意見書 |
| 併用 | 自立支援医療と併用可(安い方が適用) | 他の医療費助成と併用可 |
対象となる方
以下のいずれかに該当する北海道在住の方が対象です。
- 身体障害者手帳 1級または2級
- 身体障害者手帳 3級で内部障害(心臓・腎臓・呼吸器・膀胱・直腸・小腸・免疫・肝臓)
- 療育手帳 A判定(知的障害の「重度」)
- 精神障害者保健福祉手帳 1級(令和6年8月から入院も対象)
障害のある子どものケース
障害のあるお子さんも上記に該当すれば対象です。特に以下のお子さんが該当します。
- 重度の身体障害で身体1-2級を取得
- 療育手帳Aで重度知的障害と判定
- 重度の精神障害・発達障害で精神1級を取得(比較的まれ)
身体手帳3〜6級(内部障害以外)・療育B・精神2〜3級のお子さんは対象外です。
自己負担の仕組み
課税世帯(世帯のどなたかが市町村民税課税)
- 保険診療の自己負担が1割に軽減
- 通院: 月額上限 18,000円(年間上限 144,000円)
- 入院: 月額上限 57,600円(多数回該当は月44,400円)
非課税世帯・3歳未満児
- 初診時の一部負担金のみ
- 医科: 580円
- 歯科: 510円
- 柔道整復: 270円
- 再診・調剤薬局は0円
札幌市独自の上乗せ(令和7年4月〜)
札幌市では高校生世代(18歳年度末まで)の自己負担を、課税世帯であっても初診時一部負担金のみに軽減しています。
所得制限
特別児童扶養手当の所得制限に準拠しています。具体額は札幌市の公式ページ(各医療費助成の所得制限)に掲載されています。
- 本人(20歳以上): 扶養0人で約366万円〜(令和7年10月改定後)
- 扶養義務者: 扶養0人で約628万円〜
- 扶養親族数に応じて加算
所得制限を超える場合、翌年度8月から支給停止となり、翌年度に所得が戻れば復活します。
助成方式
- 道内の医療機関: 受給者証を窓口で提示することで現物給付(自動的に軽減後の金額で支払い)
- 道外の医療機関・受給者証不携帯時: 一旦全額払い、後日市町村窓口で償還払い申請
申請方法(初回)
- お住まいの市町村の福祉担当窓口に相談
- 必要書類(障害者手帳・健康保険証・住民税課税証明書・所得証明書・マイナンバー等)を準備
- 申請書類を提出
- 審査を経て「重度心身障がい者医療費受給者証」が交付
- 医療機関で保険証と一緒に受給者証を提示
札幌市の場合は各区役所の保健福祉課福祉助成係が窓口です。
2026年時点の制度改正ポイント
- 令和6年8月: 精神障害者保健福祉手帳1級の入院が新たに対象に追加(従来は通院のみ)
- 令和7年4月(札幌市): 高校生世代(18歳年度末まで)の自己負担を大幅軽減
- 令和7年10月: 所得制限額の一部改定(本人基準が約57,000円引き上げ)
他制度との併用
- 子ども医療費助成: 18歳未満は多くの市町村で子ども医療費助成と併用可能(より軽減される方が適用)
- 自立支援医療(育成医療・精神通院医療): 併用可能
- 小児慢性特定疾病医療費助成: 併用可能(より有利な制度が優先)
- 特別児童扶養手当・障害児福祉手当: 独立した別制度(併給可)
- 高額療養費: この制度が優先適用
こんな場合はどうなる
- 道外へ引越し: 転出した月までで受給終了。転出先の同等制度を確認
- 道内で市町村を越えて引越し: 新しい市町村窓口で改めて申請
- 手帳の等級が変わった: 新しい等級で対象可否を再判定
- 18歳年度末を過ぎた: 対象継続(年齢制限なし、ただし65歳以上で新規手帳取得は対象外)
- 医療機関窓口で受給者証を忘れた: 一旦全額払い、後日償還払い申請
- 施設入所中: 支給停止にはならないが、医療費の算定が変わる場合あり
申請の手順
- 1市町村の福祉担当窓口(札幌市は各区役所保健福祉課福祉助成係)に相談
- 2必要書類(障害者手帳・健康保険証・住民税課税証明書・所得証明書・マイナンバー)を準備
- 3申請書類を提出
- 4審査を経て「重度心身障がい者医療費受給者証」が交付
- 5道内の医療機関で保険証と一緒に受給者証を提示(現物給付)
- 6道外受診時は一旦全額払い後、市町村窓口で償還払い申請
知っておくと役立つこと
- ●令和6年8月から精神手帳1級の入院が新たに対象になりました。以前対象外と言われた方も再確認を推奨します
- ●札幌市にお住まいの高校生世代は令和7年4月から自己負担が大幅軽減されています(初診時一部負担金のみ)
- ●国の育成医療・精神通院医療と併用可能です。医療機関で両方の受給者証を提示してください
- ●道外受診は償還払いになります。領収書を必ず保管してください
- ●非課税世帯は初診時一部負担金(医科580円等)のみで、再診・調剤は無料です
- ●市町村独自の上乗せ制度がある場合があります。窓口で確認してください
この制度と一緒に検討されることが多い制度
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お子さんに使える制度をまとめて確認
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