医療的ケア児支援センター
医療的ケアの必要な子どもとその家族を対象とした相談・情報提供の拠点です。都道府県が設置しています。
金額・負担額
相談・情報提供は無料
- 対象
- 医療的ケアが必要なお子さんとその家族。手帳の有無・年齢を問いません。
- 申請先
- 都道府県が指定する医療的ケア児支援センター(2024年までに全47都道府県で設置完了)
- 必要書類
- 特に不要(電話・窓口相談)
- 注意事項
- 医療的ケア児支援法(2021年施行)に基づく相談機関。保育所・学校の受入相談、訪問看護の案内、他サービスとの連携調整等を担当します。
あなたは対象?
お子さんの状況に該当する項目をご確認ください。
- 対象
医療的ケアが必要なお子さんとその家族
手帳・年齢を問わず相談可能。無料
- 対象
医療的ケアの必要性について判断に迷っている
相談可能。医療的ケアの定義・判断の相談も受け付ける
この制度をくわしく
この制度とは
医療的ケアの必要な子どもとその家族を対象とした、都道府県が設置する相談・情報提供の専門拠点です。2021年6月に施行された「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律(医療的ケア児支援法)」に基づき、2024年までに全47都道府県で設置完了しました。
医療的ケアの必要な子どもの家族にとって、「どこに相談すればよいか分からない」状況を解消する総合窓口として機能します。相談は無料で、手帳の有無・年齢を問わず利用できます。
医療的ケア児等コーディネーターとの違い
同じく医療的ケアの必要な子ども支援の仕組みに「医療的ケア児等コーディネーター」があります。
| 項目 | 医療的ケア児支援センター(このページ) | 医療的ケア児等コーディネーター |
|---|---|---|
| 設置主体 | 都道府県 | 市区町村レベル(事業所配置) |
| 機能 | 広域の相談・情報提供拠点 | 個別の伴走型支援 |
| 対応範囲 | 都道府県全体 | 個々のお子さん・家族 |
| 連絡方法 | 電話・メール・来所 | 個別契約・訪問等 |
センターに相談してコーディネーターを紹介してもらうのが基本的な流れです。
センターの主な役割
医療的ケア児支援センターは、以下のような相談・情報提供を提供します。
情報提供・相談
- 医療的ケアの必要な子どもが利用できる制度・サービス全般の案内
- 訪問看護ステーション・医療型短期入所事業所の情報
- 児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援の事業所情報
- 医療的ケア児等コーディネーターの紹介
- 重症心身障害児対応の療育事業所の紹介
保育所・幼稚園・学校の受入相談
- 保育所・幼稚園・認定こども園での受け入れに関する相談
- 学校(通常学級・特別支援学級・特別支援学校)での受け入れ相談
- 看護師の配置・医療的ケア体制の整備に関する情報
- 就学前・就学時の相談
家族支援
- 家族の精神的ケア・ピアサポート
- きょうだい児への支援情報
- 経済的支援制度の案内(手当・助成)
- 災害時の対策・備え
関係機関連携
- 医療機関・保健所・児童相談所・相談支援事業所等との連携調整
- 多職種カンファレンスの開催支援
- 地域の受入施設開拓
医療的ケア児支援法(2021年施行)の意義
この法律により、医療的ケアの必要な子ども支援が国・地方公共団体の責務として明確化されました。
法律の主要なポイント
- 医療的ケアの必要な子どもとその家族の健やかな生活の保障
- 国・地方公共団体・保育所・学校の受け入れ支援の責務
- 医療的ケア児支援センターの都道府県設置(努力義務)
- 財政支援・人材育成
これにより、保育所・学校での受け入れが進み始めたのが大きな変化です(以前は「医療的ケアの必要な子どもは受け入れられません」と断られるケースが多数あった)。
利用方法
医療的ケア児支援センターは電話・メール・来所で相談できます。
相談の流れ
- 都道府県のウェブサイトで最寄りの支援センターを探す
- センターに電話・メールで相談内容を伝える
- 担当者と面談(電話・来所・訪問)
- 情報提供・紹介・関係機関との連携
都道府県ごとの設置状況
- 都道府県名+「医療的ケア児支援センター」で検索
- 厚生労働省のウェブサイトに全国のセンター一覧あり
- 大学病院・県立療育センター・NPO等が運営
どんなときに相談するか
以下のような場面で相談を活用できます。
制度・サービスが分からない
- 医療的ケアの必要な子どもが使える制度を網羅的に知りたい
- 自治体のサービスで不足している部分を知りたい
保育所・学校の受入で困っている
- 保育所で「医療的ケアの必要な子どもは受け入れられない」と言われた
- 就学時に普通学級・特別支援学校のどちらがいいか
- 学校で看護師の配置がない
在宅生活で困っている
- 訪問看護ステーションが見つからない
- 医療型短期入所が見つからない
- レスパイトができない・家族が疲弊している
成長・発達の変化に対応
- 0歳で退院→保育所入所の準備
- 就学前の準備
- 進学先の選択
- 成人期への移行
都道府県の設置状況と連絡先
2024年までに全47都道府県で設置完了しています。以下のような運営主体が多いです。
- 都道府県立の療育・医療センター
- 大学病院(小児科)
- NPO法人
- 社会福祉法人
詳細は各都道府県のウェブサイトで確認してください。
他制度との併用
- 医療的ケア児等コーディネーター: センターが紹介
- 訪問看護ステーション: センターが地域情報提供
- 医療型短期入所: センターが施設情報提供
- 児童発達支援・放課後等デイ: センターが事業所情報提供
- 相談支援事業所: センターと連携
こんな場合はどうなる
- 都道府県のセンターが遠い: 電話・オンライン相談可
- 相談内容が広域にまたがる: 他県のセンターとも連携
- 具体的な対応を求めたい: 市区町村レベルのコーディネーター紹介
- 災害時の対応: 災害時要援護者登録・個別避難計画の情報提供
- 緊急の相談: センターは緊急対応窓口ではないが、紹介先を案内
申請の手順
- 1お住まいの都道府県のウェブサイトで「医療的ケア児支援センター」を検索
- 2電話・メール・来所予約で相談申込み
- 3相談員と面談(電話・来所・訪問)
- 4情報提供・関係機関との連携支援を受ける
知っておくと役立つこと
- ●相談は無料で、手帳の有無・年齢を問いません。気軽に相談してください
- ●保育所・学校の受け入れで困った場合の相談先として有効です。医療的ケア児支援法で受け入れが支援されています
- ●医療的ケア児等コーディネーターの紹介が重要な機能です。個別の伴走支援が必要なら相談してください
- ●NICU退院直後から相談可能です。退院前・退院直後の時期が特に相談に向いています
- ●都道府県をまたぐ引越し・里帰りにも対応。複数のセンターで連携してもらえます
- ●具体的な事業所・施設の情報を持っています。訪問看護・短期入所・療育の空き状況を確認してください
この制度と一緒に検討されることが多い制度
お住まいの自治体で使える制度を見る
都道府県・市区町村を選ぶと、その地域で使える制度の一覧ページへ移動します。
お子さんに使える制度をまとめて確認
年齢・お住まい・状況に応じて、使える制度を一覧で確認できます(1〜2分)。