短期入所(ショートステイ)
介護者の病気・冠婚葬祭・介護疲れ等の際に、お子さんを施設に短期間預けることができます。
金額・負担額
自己負担1割(食費・光熱水費は別途実費)
- 対象
- 障害のある子ども。受給者証が必要。
- 申請先
- 区市町村の障害福祉担当窓口
- 必要書類
- 受給者証
- 注意事項
- 原則連続30日以内。
あなたは対象?
お子さんの状況に該当する項目をご確認ください。
- 対象
障害児通所支援の受給者証を所持
支給量の範囲で短期入所が利用可
- 自治体による
受給者証なし(手帳・診断書で取得可能)
まず市区町村の福祉窓口で受給者証の申請を
- 一部対象
医療的ケアが必要
一般の短期入所では受け入れ不可のことも。医療型短期入所を検討
この制度をくわしく
この制度とは
保護者が病気・出産・冠婚葬祭・介護疲れ(レスパイト)等でお子さんの介護ができない場合に、**施設に短期間(主に宿泊を伴って)預かってもらえる**国の福祉サービスです。障害児入所施設・障害者支援施設・病院等に併設された短期入所事業所を利用します。
お子さんが障害児通所支援(児童発達支援・放課後等デイ等)の**通所受給者証**を持っていれば、追加で短期入所の支給決定を受けることで利用できます。
類似サービスとの違い
| サービス | 預かり形態 | 医療的ケア対応 |
|---|---|---|
| 短期入所(このページ) | 宿泊あり・1泊〜30日 | 医療型なら対応 |
| 日中一時支援 | 日帰り(朝〜夕) | 事業所による |
| 放課後等デイ | 放課後〜夕方 | 限定的 |
| 居宅介護(ヘルパー) | 自宅内での介護 | 訪問看護との連携必要 |
レスパイト(介護者の休息)が目的の場合、最初は**日中一時支援**で慣れてから短期入所に移行するのが一般的な流れです。
利用できるケース(利用目的)
事前予約で以下のような理由で利用できます。
- 保護者の病気・入院・通院
- 保護者の出産前後(上のお子さんの預かり)
- 冠婚葬祭への参加
- きょうだい児の行事・入院・通院付添
- 保護者の出張・旅行
- **介護疲れ(レスパイト)による休息**
- 家庭内の緊急事態(災害・事故等)
レスパイト利用について
「遠慮してしまう保護者」が多いのが実情ですが、レスパイトは**重要な利用目的**として明記されています。継続的な介護には休息が必要で、定期的な利用で介護者の健康を守ることは適切な活用方法です。
施設の種類(福祉型と医療型)
| 種別 | 対象 | 主な併設先 |
|---|---|---|
| 福祉型短期入所 | 医療的ケアが軽度〜不要 | 障害者支援施設、障害児入所施設、生活介護事業所 |
| 医療型短期入所 | 医療的ケアが必要(経管栄養・吸引・人工呼吸器等) | 病院、診療所、介護老人保健施設 |
**医療的ケア児の短期入所は非常に難しい**のが現状です。医療型短期入所の受入施設は極端に少なく、事前登録・予約が難しい地域が多数あります。
利用日数(支給量)
- 受給者証に記載された支給量の範囲内で利用
- 原則として**連続30日以内**(それ以上は障害児入所施設等への入所が必要)
- 自治体による支給量の目安: 月7〜15日程度が一般的
- 医療的ケア児・緊急時は増量可能な場合あり
費用(2026年度)
費用は**サービス利用料+食費・光熱水費**の2本立てです。
サービス利用料(原則1割、月額上限)
| 世帯所得区分 | 月額上限 |
|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円 |
| 住民税非課税世帯 | 0円 |
| 一般1(世帯年収 約890万円未満) | 4,600円 |
| 一般2(世帯年収 約890万円以上) | 37,200円 |
食費・光熱水費(実費、月額軽減あり)
- 一般的な1日あたり: 食費1,000〜1,500円+光熱水費500円程度
- 住民税非課税世帯は月額上限あり(約5万円)
- 医療型の場合、医療費は健康保険が別途かかる
その他の費用
- タオル・着替え・おむつ等の消耗品(持参が多い)
- 医療型の場合、医療費の自己負担分
事業所探しの実情
短期入所は**供給が追いつかない地域が多く、予約が取りにくい**のが最大の課題です。
探し方
- 区市町村の障害福祉窓口で事業所リストを受領
- 相談支援事業所の担当相談員に相談
- WAMネット(福祉施設検索)で「短期入所」を検索
- 児童発達支援・放課後等デイの事業所スタッフに情報提供を依頼
予約の実態
- 人気事業所は**数か月先まで予約が埋まる**
- 緊急時枠を設けている事業所もあり(緊急登録が必要)
- 複数事業所に登録しておくと柔軟に対応可能
初回利用の進め方
お子さんも事業所も初対面だと不安が大きいため、段階的な利用をお勧めいたします。
- **見学**: 事業所の雰囲気・設備を確認、スタッフに会う
- **日中一時支援で慣らし**: 数時間〜半日の日帰り預かり
- **1泊の短期入所**: 最初は1泊から
- **慣れてきたら**: 2〜3泊、定期利用
医療的ケアの手順・内服薬・アレルギー・お気に入りの物品等、**詳細な引継ぎ書**を事業所に渡してください。多くの事業所では独自の問診票を用意しています。
他制度との併用
- 児童発達支援・放課後等デイサービス: 受給者証は共通。併用可能
- 日中一時支援: 併用可能(目的が違えば使い分け)
- 移動支援: 自宅⇔施設の送迎に使える自治体あり
- 医療型では訪問看護も併用可能
こんな場合はどうなる
- 緊急利用したい: 日頃から複数事業所に登録、「緊急登録」制度のある事業所を確認
- 医療的ケア児: 医療型短期入所事業所を早期に確保。都道府県の医ケア児支援センターに相談
- 長期入院が必要: 30日を超える利用は障害児入所施設等への入所を検討
- きょうだい児の都合で: 冠婚葬祭・入院等を理由にした利用はOK
- 施設でトラブルが起きた: 相談支援事業所・自治体に相談、必要なら事業所変更
申請の手順
- 1区市町村の障害福祉担当窓口に相談し、短期入所の支給決定を受ける
- 2受給者証に「短期入所」のサービスが記載されていることを確認(なければ追加申請)
- 3利用したい施設に直接連絡して空き状況を確認・予約する
- 4利用日に施設にお子さんを預け、必要な情報(服薬・食事・生活習慣等)を伝える
- 5利用後、自己負担分を施設に支払う
知っておくと役立つこと
- ●空きがないことが多い。定期的な利用を予定しているなら、早めに施設と調整すること
- ●「緊急時」のために、事前に施設を見学・登録しておくと安心
- ●医療的ケア児は「医療型短期入所」が必要だが、受入施設が非常に少ないのが現状
- ●レスパイト(介護者のリフレッシュ)目的でも利用可能。遠慮する必要はない
- ●初回は1泊で様子を見て、お子さんが慣れてから日数を増やすのがおすすめ
- ●宿泊が不安な場合は「日中一時支援」(日帰り預かり)から始める方法もある
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